「Partnership for Carbon Accounting Financials(金融向け炭素会計パートナーシップ)」
2015年にオランダで設立され、2018年には北米、2019年には全世界で展開される国際的なイニシアチブの一つ。主な目的は、金融機関が投資や融資を通じて排出した温室効果ガスの算定と開示を行うこと。金融機関に特化した業界主導型のイニシアチブとしては初めてのものである。
金融機関自体は直接的な二酸化炭素排出を行わないが、GHGプロトコルの導入によりScope1〜3という排出範囲の概念が確立され、金融機関が投資するプロジェクトの温室効果ガス排出量を算定する必要が生じた。