2021年11月にイギリスのグラスゴーで開催された、第26回国連気候変動枠組条約の締約国会議。現在197の国と地域が加盟している。
本会議では「グラスゴー気候合意」が採択された。2015年のCOP21で採択された「パリ協定」で掲げられた「世界の気温上昇を産業革命前と比べて2度より十分低く保ち、1.5度に抑える努力をする」という目標が強化されたほか、石炭火力発電の段階的削減や、化石燃料への補助金の見直しが強調された。また、途上国に対する気候変動対策の資金支援を拡充することが確認され、先進国は年間1000億ドルの支援を目指すことを再確認した。