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ゼロボード総研所長の待場智雄、サステナビリティ開示基準であるGRI Standardの審議機関GSSB理事に任命

〜 ゼロボードはGRI Communityに賛助会員として加盟 〜

 GHG(温室効果ガス)排出量算定・可視化ソリューション「Zeroboard」を提供する株式会社ゼロボード(東京都港区、代表取締役:渡慶次 道隆、以下 当社)は、傘下のシンクタンクであるゼロボード総研の所長を務める待場智雄が、GRI(Global Reporting Initiative)の独立審議機関であるグローバル・サステナビリティ基準審議会(Global Sustainability Standards Board、以下GSSB)の理事に任命されたことをお知らせします。理事の任期は2024年1月1日からの3年間です。待場は、15名のGSSB理事の一人として、財務報告とサステナビリティ報告が同等に行われる企業報告・開示システムの実現へ向けて、GRIスタンダード(※)のさらなる開発、改善を支援してまいります。
 併せて、当社はGRI Community(賛助会員制度)に加盟したことをお知らせします。

 GRIはアムステルダム(オランダ)に事務局を置く独立非営利団体で、7か国に拠点を持つグローバルな組織です。責任ある環境行動原則への企業の説明責任メカニズムを作成する目的で、1997年に米国ボストンで設立され、現在は、社会、経済、およびガバナンスの課題にも範囲を拡大しています。


 この度、待場が理事として任命されたGSSBは、GRIの運営から独立して設置された組織で、国際財務報告基準(IFRS)財団における国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)の役割と同等に、規定の手順に基づきGRIスタンダード策定役を担います。GSSB の15名の理事は、世界中のさまざまなセクター、背景、地域を代表しており、待場は東アジアおよび東南アジア地域から唯一の選出メンバーです。GSSBは、幅広い技術的専門知識、多様な経験、マルチステークホルダーの視点を踏まえ、GRI スタンダードの開発をサポートおよび強化します。

 2022年3月にISSBとGSSBの間で協力協定に関する覚書(MOU)が結ばれ、相互に審議会に参加することで、投資家に焦点を当てたISSBサステナビリティ開示基準と、GSSBが策定する多様なステークホルダーのニーズを満たすGRIスタンダードが、グローバルな非財務開示基準の二本柱として互換性を高めていくことが確認されました。

 待場は今回の任命にあたり、「私自身がGRI事務局に務めてから20年を経て、サステナビリティ情報の財務情報並みの開示という2人の創始者(ボブ・マッシ―、アレン・ホワイト)の先見的なアイデア実現へのラストスパートに貢献できることを大変光栄に感じます。ISSBや欧州サステナビリティ報告基準(ESRS)と一貫した形で、GRIスタンダードを企業ユーザー、ステークホルダーどちらにとっても価値ある堅固なものにし、持続可能な発展へ貢献できるよう、他のGSSBメンバーと努力していきます」とGRIに抱負を語りました。

 当社は「Zeroboard」の提供を通し、企業のGHG排出量可視化を支援してまいりました。現在は、加速度的に制度構築が進むサステナビリティ領域において、GHG排出量に留まらない顧客企業のESG情報開示への対応を支援しています。今後も、業界のリーディングカンパニーとして、グローバルなコミュニティやルールメイキングに積極的に参画し、そこで得た知見やノウハウを日本企業のサステナビリティ経営の推進と支援に活かしてまいります。

待場智雄の紹介

朝日新聞記者を経て、国際的に企業・政府のサステナビリティ戦略対応支援に携わる。GRI国際事務局でガイドライン改訂等に携わり、OECD科学技術産業局でエコイノベーション政策研究をリード。国際再生可能エネルギー機関(IRENA)で世界各地の再エネ技術データのナリッジマネジメント担当、UAE連邦政府でグリーン経済、気候変動対応の戦略・政策づくりを行う。国連気候技術センター・ネットワーク(CTCN)副所長として途上国への技術移転支援を担い、2021年に帰国。外資系コンサルのERMにて脱炭素・ESG担当パートナーを務め、2023年8月よりゼロボード総研所長に就任。上智大学文学部新聞学科卒、英サセックス大学国際開発学研究所修士取得。

GSSBメンバー紹介
https://globalreporting.org/standards/global-sustainability-standards-board/gssb-members/
GRI Community企業紹介
https://www.globalreporting.org/reporting-support/gri-community/community-members/

(※)GRIスタンダード:組織が経済、環境、社会に与えるさまざまなインパクトについて一般の人々に情報提供する際の、国際的なベストプラクティスを反映している基準。(GRI Webサイトより)
https://www.globalreporting.org/how-to-use-the-gri-standards/gri-standards-japanese-translations/

会社概要

社名 :株式会社ゼロボード|Zeroboard Inc.(https://www.zeroboard.jp/
所在地 :東京都港区三田三丁目5-27 住友不動産三田ツインビル西館10階
代表者 :代表取締役 渡慶次 道隆
設立 :2021年8月24日
事業内容 :GHG(温室効果ガス)排出量算定・可視化ソリューション「Zeroboard」の開発・提供/サステナビリティ経営に関するコンサルティング/ユーザーコミュニティ「All Aboard!」の運営

Zeroboardとは

「Zeroboard」は、GHG(温室効果ガス)排出量算定・開示・削減までを支援するソリューションです。国内外のサプライチェーン排出量、製品別・サービス別の排出量(カーボンフットプリント:CFP)をクラウドで算定・可視化するほか、削減貢献量や水資源などの登録も可能で、各種レポートの出力にも対応。算定を入り口として、ユーザー企業の課題に合わせたGHG削減ソリューションを提供することで、企業の脱炭素経営を支援しています。「Zeroboard」をベースに業界特有の機能を備えたプロダクトとして、建設業界向け「Zeroboard construction」、物流業界向け「Zeroboard logistics」を開発し、提供を始めています。また、欧州電池規則対応向けソリューション「Zeroboard for Batteries」も展開中です。

※zeroboard construction、zeroboard logistics、All Aboard!は、株式会社ゼロボードの登録商標です。

採用強化中

脱炭素社会に向けたサービス構築を一緒に進めていくメンバーを募集しています。ビジネス、エンジニア、コーポレートなど募集ポジションは多岐にわたります。新しいオフィスで一緒に働きませんか?私たちのビジネスやプロダクト、チームにご興味をお持ちの方はぜひお問い合わせください。

企業向けウェビナー開催中

当社では、脱炭素経営のための企業向けウェビナーを毎月開催しています。国内外の脱炭素の最新動向や、「Zeroboard」の活用方法などを解説しておりますので、ぜひお申し込みください。詳しくは当社ホームページのイベントページをご覧ください。

本件に関するお問合せ先

株式会社ゼロボード
Zeroboardの導入について(セールス&マーケティング本部)/sales@zeroboard.jp
採用について(人事部)/recruit@zeroboard.jp
報道やご取材について(広報)/pr@zeroboard.jp