ゼロボード、パソナグループ・キャプランと環境経営支援サービスの協業を開始
〜気候変動関連の企業研修と、GHG排出量算出のBPOサービスを提供〜
GHG(温室効果ガス)排出量算定・可視化クラウドサービス「zeroboard(ゼロボード)」を開発・提供する株式会社ゼロボード(本社:東京都港区、代表取締役:渡慶次 道隆、以下「当社」)は、パソナグループのキャプラン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:石田 正則、以下「キャプラン」)と、環境経営支援サービスの協業開始について基本合意をいたしました。
脱炭素へ向けた動きはグローバルに加速しており、特に上場企業においては、財務諸表とならび気候関連財務情報(リスク・機会分析やCO2排出量の指標等)の開示が求められるようになっています。そのような背景から、当社は、Scope1・2に該当する自社でのエネルギー利用に基づく排出量だけでなく、Scope3に該当するサプライチェーン排出量までを算定・可視化することを目的に「zeroboard」を開発・提供しています。
他方、キャプランは企業理念の実現や、課題解決に向けた社員のマインドの醸成など、組織的な仕組みづくりを企業に提案しています。継続的な学びと、その実践のための人材育成・人材開発事業や、HRテック導入支援で培ったオペレーションの運営・BPOサービスといった、豊富な知見を有しています。
今回の協業により、「zeroboard」の導入を通じてGHG排出量算定を簡便化するべく、システム・オペレーションの両側から企業をサポートいたします。また、国内外の脱炭素動向や、日々整備されていく排出量の開示ルールなど経営者やサステナビリティ担当者が把握すべき情報を研修として提供し、排出量算定や開示による企業価値向上に貢献してまいります。
展開予定のサービス
当社の持つ脱炭素経営に関する知見と、キャプランの持つ企業向け研修コンテンツの開発・運営やBPOサービスに関する知見を組み合わせ、以下2つのサービスを2022年3月22日(火)から提供を開始いたしました。
①CO2排出量可視化BPOサービス
金融市場における開示ルールの整備が進み、企業自身の排出量に加え、サプライチェーン由来のCO2排出量を把握することが求められ始めています。その把握作業に対する負担をいかに軽減するかが普及の鍵を握り、またその普及こそが社会に対する脱炭素の啓蒙につながります。
パソナグループの持つBPOサービスのノウハウを活かし、CO2排出量可視化のための入力作業を一括で引き受けるBPOサービスを提供することで、脱炭素経営に取り組む企業の裾野を広げてまいります。
②気候変動関連の企業向け研修
多くの企業にとって脱炭素は経営における重要課題となっており、事業計画と整合する形で戦略的に取り組む必要があります。一方で、グローバルトレンドや求められる対応についての企業の知見が十分に高まっているとは言えず、経営幹部や実務担当者向けの体系的な研修には非常に強いニーズがあります。本協業を通じて、各企業の課題に合わせた質の高いコンテンツを開発・提供してまいります。
各社のコメント
・キャプラン株式会社 代表取締役社長 石田 正則氏
ゼロボード社との協業により、脱炭素経営を目指すあらゆる企業・団体・自治体の取組みに対し、キャプランが「zeroboard」のシステムを運用することで、実務担当者の業務負荷が減り、取組みやすくなります。また、環境問題に対して、従業員の意識・マインドを変え、「自分ごと化」する教育も急務であると考えています。今回の協業では、ゼロボード社の脱炭素における知見を得て、パソナグループのネットワークも活かしながら、環境経営の実現を目指す全国の企業・団体・自治体へ提供することで、日本の脱炭素社会の実現を目指してまいります。
・株式会社ゼロボード 代表取締役 渡慶次 道隆
企業向けの人材サービスに強みを持つパソナグループ・キャプラン社との協業によって、企業が脱炭素領域において抱える人的資源の課題に対し、両社の強みを生かしたソリューション提供ができることを嬉しく思います。今回の協業を通じ、GHG排出量算定・報告を迫られている企業の負荷を軽減するとともに、サプライチェーン全体の排出量の可視化と開示のレベルを向上させていきたいと考えています。
zeroboardについて
企業活動やそのサプライチェーン由来のGHG(温室効果ガス)排出量を、国際基準であるGHGプロトコル*1に基づいて算定・可視化できるクラウドサービスです。
- 膨大なデータ処理を必要とするサプライチェーン排出量(Scope 1〜3)*3や製品ごとのGHG排出量の算定
- 視認性の高いダッシュボードによる、GHG排出量の削減管理やコスト対効果のシミュレーション機能
- GHGプロトコル等の国際的な開示形式に加え、国内の各種環境法令の報告形式にも対応したアウトプット
- 専門的な知識を必要としないユーザーフレンドリーな操作性
- 国際審査・認証機関がシステムの妥当性を保証済み(ISO14064-3*3に準拠した検証)
*1:GHGの排出量の算定と報告の国際基準
*2:事業者によるGHG排出量の算定・報告対象範囲の区分
(Scope1:自社の事業活動における直接的なGHG排出、Scope2:他社から供給された電気、熱・蒸気の使用により発生する間接的なGHG排出、Scope3:上記以外の事業活動に関わるサプライチェーンのGHG排出)
*3:国際標準化機構(ISO)が定めたGHGに関する主張の妥当性確認及び検証のための仕様・手引き
会社概要
・キャプラン株式会社(https://www.caplan.jp/)
所在地:東京都千代田区大手町2-6-2
代表者:代表取締役社長 石田 正則
設立:1986年10月(創業:1982年1月)
事業内容:人材育成(接遇・マナー、グローバル人材育成、マネジメント)/HRテック導入支援(タレントマネジメント/タスクマネジメント)/文化理解と発信(ワインスクール/SAKEスクールの運営)
・株式会社ゼロボード(https://www.zeroboard.jp/)
所在地:東京都港区港南二丁目15番1号 品川インターシティA棟22階 SPROUND
代表者:代表取締役 渡慶次 道隆
設立:2021年8月24日
事業内容:温室効果ガス排出量算定・可視化クラウドサービス「zeroboard」の開発・提供/電力・環境価値に関するコンサルティング/ブランディング・キャンペーン支援
【採用について】
当社では、脱炭素社会に向けたサービス構築を一緒に進めていくメンバーを募集しています。ビジネス、エンジニア、コーポレートなど募集ポジションは多岐にわたります。私たちのビジネスやプロダクト、チームにご興味をお持ちの方はぜひお問い合わせください。
採用に関するお問い合せ先:recruit@zeroboard.jp
導入に関するお問合せ先:info@zeroboard.jp
報道やご取材についてのお問合せ先:pr@zeroboard.jp